初秋を告げるタカサゴユリ

◆8月7日に撮影した上の写真は、神社境内で咲き始めたタカサゴユリ(高砂百合)です。
◆毎年この花が咲き始めると、微かではありますが、境内に秋の気配が漂い始めます。

◆神社境内でタカサゴユリが初めて咲いたのは14年前で、写真に写っているあたりの場所で見つけました。

◆ユリ科の植物には球根で殖えるものが多いのですが、タカサゴユリは種でも殖えます。そのため、飛散した種が芽吹き、いまでは境内のあちこちでその姿を見ることができます。

◆野生化しているタカサゴユリですが、花の長さは約15cm~20cmもあり見応えがあります。さらに、顔を近づけると甘い香りがしますので、お詣りの際には、その花姿だけでなく香りもぜひお楽しみください。

タカサゴユリの球根や花粉にアレルギー反応を示す人もいるため、敏感な方は注意してください。

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《 資 料 》

タカサゴユリ(高砂百合、学名 Lilium formosanum)は、ユリ科ユリ属の多年草で、台湾原産の植物です。日本では観賞用として導入されましたが、現在は各地で野生化しており、特に西日本や温暖な地域でよく見られます。以下に詳しく説明します。


1. 基本情報

  • 学名Lilium formosanum
  • 英名:Formosa lily、Taiwan lily
  • 原産地:台湾(高砂は台湾の旧称)
  • 分類:被子植物・単子葉植物・ユリ科ユリ属
  • 草丈:1〜2m程度

  七宝稲荷 進照 拝